たびたび聞かれますので、よくある質問コーナーにしようか悩みましたが、
ちょろっとあちらでも触れていますし、
いまだに悪質なガセネタが出回っているようなのであえて別記事にしたいと思います。
さて、シリコーンについてです。
昨今のノンシリコーンブームですが、まだ勘違いしているお客様が多いです。
・シリコーン入りのヘアケアを使っているとパーマ・カラーがしにくくなる
・毛穴をつまらせてしまう。
・シリコーンを使ってコーティングしているとそれが剥がれた時にもっと傷む
これほぼデマです。シリコーンの部分が『皮膜』と言い換えられてるバージョンもありますね^^
シリコーンの皮膜というイメージを使った、
物を売りたい人たちが作り出したタチの悪いブームです。
元々は小さな化粧品会社が作り出したと思われるガセネタですが、
当時話題になっていたシャンプー解析サイト(これも物売りの為のサイト)
によりシリコーン悪玉説が加速されました。
現在はシリコーンを叩かなくなっていますが、当時は相当叩いていましたからねー。
コーティングという言葉のイメージが厄介でして。
たしかに、
はたらきとしては毛の表面に球をたくさん置いて摩擦を軽減しているような仕組みなので
遠目から見ればコーティングです。しかし、球をいくらしきつめたところで、
ミクロの世界では穴だらけです。網です。
イオンコンプレックスによる皮膜も同様で。
ビニールかなんかと勘違いされているような?
水も薬も通過できる、雑な雑なコーティングですよ
コーティングすると薬液を残留させてしまう!
髪が呼吸できない!
なーんてノンシリコン信者の美容師さんは言いますが
まず髪は呼吸してませんよ?
仮に!もし仮に髪の毛が呼吸しているとしても
ミカンのネットをかぶったら窒息死するー!あぶないー!って言ってるような物です。
ネット上でみつけた画像です(笑 )
これ窒息するんですかね?
薬液が残留する???流せていないだけとか残留しやすい薬使ってるだけでしょw
シリコーンのせいではなく
後々ダメージが出てるのはその美容師が悪いだけ。
この業界
コト(結果) を モノ(使用した物) のせいにしがちですが
悪いのはヒト(洗脳された美容師・物売るためのメーカー)ですから・・・・
そういう洗脳されきった人はどんな証拠を突きつけても認めませんから、
無理に洗脳を解かずともほっとくのがいいですけどね(笑)
あ、ノンシリコーン商品が悪いというわけではないので
誤解なさらないよう願います。
一般に言われている情報がガセだというだけです。
僕は気に入ったシャンプーがたまたまノンシリコーンでしたのでそれ使ってます(笑)
(セブンイレブンにある、地肌までここちよく洗うシャンプーみたいな名前のやつ)
まとめます。
・美容師の言う、シリコーン悪玉説はほぼデマ。
※(ひどくべとつきの出るほどの過剰な蓄積の場合はやや影響が出ることはありますが)
・かといってノンシリコーンが悪いというわけでもない(軋みは出やすいですが)
・神経質にシリコーンを避けず、使用感のいいものであれば何でも結構です。
・シリコーンが毛髪をコーティングをしていること自体は事実だと思いますので(油の性質として、特に健康な部分に付着するため多用すると根本が脂っぽくなる事があります)
・商品を売りつけるために不安を煽るデマに流されないでください。
極力軽い質感にしたいという方はノンシリコーンで良いと思いますよ^^
以下、参考なさってください。日本語の下手な僕より1000倍わかりやすく書いてあります。
・業界最大手の技術誌でも特集が組まれ実際の毛髪での検証が行われました。
薬液の浸透・拡散に影響しないことが実証されています。
・しんびよう マルセル 2013年 11月号(unlabelにも置いてますよ)
・大手化粧品メーカーの花王は、ノンシリコーンブームの真っただ中からずっと
シリコーンは悪くないんだよ・・・あまり悪者にしないで。と訴え続けていました。
花王 これです。
少し前に気づいたのですが資生堂も言ってますね。 こちら
他、ネット上のコラム
http://bihada-mania.jp/blog/10461
http://biz-journal.jp/2013/10/post_3038.html
他にもたくさんありますが、洗浄成分に関して同意しかねる部分もあったり
栄養が云々と非現実的なことを述べていたりしたのでリンクはこの2件だけにします。
ついでに
僕もケミカル技術(カラーや矯正・パーマなど)する上でシリコーンが影響して浸透しなかった。
なーんてことは一度もありませんよ。
毎日シリコーンてんこもりの資生堂某お花の名前シャンプートリートメント愛用のお客様でも
なんの影響もありません。それが事実です。
もし蓄積を感じたら炭酸で流し、
しっかりクレンジングシャンプーはしますが(べとべとしていると嫌なので)
別に特別なことでもありません。当然のことです。
unlabelにいらっしゃるお客様はなにも心配なさらずお越しください。